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本間 俊充
プラズマ・核融合学会誌, 74(7), p.707 - 715, 1998/07
核融合炉から放出される放射化生成物の放射線安全に関する課題には、保守点検作業に伴う従事者の被曝、放射性廃棄物の処理、再利用の他に、通常運転時及び事故時の環境放出による公衆の被曝がある。トリチウムだけでなく放射化生成物の放出に伴う敷地外の一般公衆に対する被曝線量評価は、炉設計あるいは炉構造材の選定などに関連して既に欧米で実施されているが、今後はITERのような実験炉の許認可において必要となってくる。放射化生成物の放出に伴う公衆の被曝線量評価は、これまでの核分裂関連施設(原子炉、再処理施設、廃棄物処分施設等)の安全評価で用いている評価手法が基本的に適用可能である。ここでは、被曝評価の考え方、放射化生成物に係わる被曝経路とその評価手法、データベース及び線量評価コードについて、その現状と今後の課題をまとめた。